社内翻訳というのは、一般企業において各種文書の翻訳を行う業務です。翻訳事務所で行うような本格的な翻訳よりは、少し簡易的なものとなります。
その分、語学スキルについては、ある程度ハードルが低くなります。(TOEIC750ぐらいのスコアがあれば通用する業務もあります。)
その代わり、業界に対する専門知識が必要となってくるなど、通常の翻訳者とは、また違ったスキルが求められることもあります。
下記のページに、主な社内翻訳業務をまとめてありますので、どんな仕事があるのか気になる人は、参照してください。様々な業務が存在することに驚かれると思います。
TOEICスコアが低くても取り組むことが出来る翻訳の仕事
このページでは、社内翻訳者を募集する求人案件を扱っている転職エージェントをリストアップしています。希望条件と職歴・経歴を伝えれば、適切な案件を紹介してくれれるので、仕事を探す時には、一度相談してみてください。
リクルートエージェント
国内最大手の転職エージェント。英語が得意な人材の転職支援に力を入れており、社内翻訳の求人案件についても多数保有しています。
翻訳レビュアー、技術翻訳、社内文書・資料作成、ゲームのローカライゼーション等、様々な業務内容の案件をカバーしています。ちょっと変わった求人としては、インテリアメーカーや建築会社からの求人で、図面の翻訳を行うローカル・アーキテクト業務といった案件なども扱っています。
同じ職種でも、会社によって業務内容に違いがあり、要求される語学力(TOEICスコア)、専門知識(知識の度合い)にも違いがあるので、個々にチェックすることが重要です。
※補足
リクルートエージェントは、元々、英語が得意な人の転職支援に力を入れていましたが、最近では、入社後、勉強して身につけることを条件に、今現在の英語力については不問とする採用方針を採る企業からの求人についても、取り扱うようになっています。
そのなかには、海外出張や海外勤務の機会が想定される求人も含まれるので、興味がある人は、リクルートに相談してみてください。
なお、20代・30代の人には、マイナビエージェントという転職会社もオススメです。リクルートとは、また違った系統の求人を確保しているので、両者をダブルで利用すると、多角的に情報を集められるので、よりチャンスが広がります。
特に、第二新卒者の場合、好条件の求人を紹介してもらえる可能性が大です。一方、30代後半以降の経験豊富な人の場合、マイナビはそれほど良い求人を扱っているわけではないので、それほど期待は出来ないです。(他社のほうがオススメです。)
ワークポート
IT業界、インターネット業界専門の転職エージェント。ゲーム開発会社からの求人案件も扱っており、語学絡みでは、ローカライゼーションスタッフを募集する案件を常時保有しています。
TOEIC850以上のスコアを持つ人材を募集する企業からの求人が中心です。中国語、韓国語、ロシア語、スペイン語、フランス語等、英語以外の言語に関する翻訳業務の求人案件も多くなっています。
パソナキャリア
製造業界を得意とする人材紹介会社。技術翻訳、論文翻訳、契約書類翻訳といった業務を担当出来る人材を募集するメーカーからの求人案件を扱っています。
技術翻訳業務のなかには、社内で使う参考資料を翻訳するだけなので、TOEIC730ぐらいのスキルがあれば十分とするといった案件も出ています。
PatentJob Agent
知財専門の転職エージェント。特許事務所や一般企業の法務部からの求人案件を多数保有しており、そのなかには、契約文書や外国出願文書の翻訳を担当するスタッフの募集案件も含まれています。
該当業務に関する実務経験を持っていることが採用条件となっているケースが大半です。弁理士の資格を持っているのであれば、転職時に有利になります。翻訳ミスが許されない仕事なので、語学に関しては高いレベルが求められています。(TOEIC900ぐらいは最低限必要になると考えてください。)
doda
英語が得意な人材の転職支援に長けている人材紹介会社。社内技術翻訳、翻訳コーディネーター、HP翻訳、日本語翻訳といった業務内容の求人案件を多数保有しています。技術翻訳に関しては、通訳を兼ねるケースもあります。