海外営業のなかで、最近求人が増えている仕事が日本酒の営業です。日本酒を海外市場で広めていくという仕事ですが、アメリカ・ヨーロッパからアジア、中東まで、まさに世界を又にかけて営業を行います。
世界的な和食ブームの影響で、日本酒の人気も高まってきており、酒造メーカーは海外営業に力を入れています。
海外での商談、販促イベントの企画、輸出に関する事務、商品企画といったものが主な仕事の内容となります。売り込むために何でもやるという感じですね。自分が責任者となって取り組む形で多く、やりがいがある仕事と言えます。
会社によっては、冬には日本酒造りにも関わることが出来るので、日本酒が好きな人にとっては、趣味と仕事を両立出来るような面白い職場になると思います。
海外で働くという選択肢
これは余談ですが、日本酒という絡みでいえば、海外で働くという可能性も出てきます。現地の日本食レストランでは、お客さんの要望を聞いて好みにあった銘柄を選ぶという日本酒ソムリエと呼ばれる人達がおり、近年、頻繁に募集がかかっています。
ソムリエといっても認定資格ではないので、日本酒に詳しい人であれば誰でも出来る仕事です。(サービス業なので、接客に長けている必要はあります。)
海外に住みながら働きたいという人にとっては、一つの選択肢になるかもしれません。
また、日本政府や自治体、蔵元の組合などが組織的に売り込んでいるので、関連イベントで、日本酒ソムリエとして関わるような仕事が入ってくるケースもあるようです。
求人情報を入手するには
それでは、日本酒の海外営業に関する求人情報を得るには、どうすればいいのでしょうか?
働きたい企業が決まっているのであれば、その会社のサイトにアクセスして、採用情報を確認するのが一番です。
たとえば、下記は宝酒造の採用情報ページです。
http://www.takarashuzo.co.jp/recruit/work/akutsu.html
こういった形で採用情報を詳しく公開していたり、サイト上からエントリーを受け付けている企業も、今は多いので、一度チェックしてみましょう。
あるいは、東京で働きたい、地元の企業に勤務したいなど、働く地域が決まっているのであれば、その地域の酒造会社を調べるようにしましょう。
もし、企業の公式サイトを見ても採用情報が公開されていないという場合には、転職サイトを利用することをお勧めします。
ビズリーチ、リクルートエージェント、JACリクルートメント、クライス&カンパニー、dodaグローバルは語学が必要となる求人案件に強いので、こういった仕事の案件を紹介してもらえる可能性が高くなります。
※JACに関する補足
- JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
- 年収600万円~2,000万円の方にオススメのサービスです。
海外の現地企業で働きたいということであれば、下記のようなサイトがオススメです。
http://www.bridge-jp.net/kyujin/index.php?id=00119&no=00183
日本人向けのアジア専門転職情報サイトですが、色々な求人情報が掲載されているので要チェックです。
※補足
リクルートエージェントは、元々、英語が得意な人の転職支援に力を入れていましたが、最近では、入社後、勉強して身につけることを条件に、今現在の英語力については不問とする採用方針を採る企業からの求人についても、取り扱うようになっています。
そのなかには、海外出張や海外勤務の機会が想定される求人も含まれるので、興味がある人は、リクルートに相談してみてください。
なお、20代・30代の人には、マイナビエージェントという転職会社もオススメです。リクルートとは、また違った系統の求人を確保しているので、両者をダブルで利用すると、多角的に情報を集められるので、よりチャンスが広がります。
特に、第二新卒者の場合、好条件の求人を紹介してもらえる可能性が大です。一方、30代後半以降の経験豊富な人の場合、マイナビはそれほど良い求人を扱っているわけではないので、それほど期待は出来ないです。(他社のほうがオススメです。)