もし、あなたが外資企業への転職を考えているのでは、注意して頂きたいことが2つあります。それは次の2つです。
これは外資企業での勤務経験がある私自身、及び現在外資で勤務中の妻、共通の意見なのですが、とにかく外資という言葉でひとくくり出来ないのが外資企業です。
恐らく外資系企業という言葉を聞くと、キレイなオフィスで外人さんがバリバリ働いているといったハリウッド映画やアメリカのテレビドラマのようなイメージを思い浮かべる方が多いと思いますが、これは正解でもあり間違いでもあります。
誰でも知っているような大企業であれば、まさにこんな雰囲気ですが、全ての外資がこうであるとは限りません。そもそも外資=大企業ではありません。
数十人規模の中小企業もあれば、10人未満の零細事務所もあります。(管理人の友人でも社員数が5人程度の会社で働いていますが、オフィスは新宿の築30年の古いビルに入っています。)
日本の会社でも大企業から個人事務所のようなところまで様々ですが、外資も一緒です。ピンキリです。
さらに職場の雰囲気が会社ごとに違うのも日系企業と一緒です。むしろ外資のほうが幅が広いです。米系の金融機関のように3ヶ月ごとに業績をチェックされるため、常にピリピリしているような会社もあれば、日系企業以上に和気あいあいとしていて、和やかな雰囲気のなかで働ける会社もあります。
転職先を決める時には入念にチェックすること
そして、ここからが重要なのですが、その会社の雰囲気や内情というのは入ってみるまで分からないものです。入ってみたら想像していたことと全く違っていたなんてよくある話は外資でも珍しくありません。
それだけに決める前に注意深く調べる必要があります。転職エージェントを利用するケースが大半だと思いますが、その場合には必ず担当者に納得いくまで確認する。
同時に同僚や友人のツテで、転職先候補となっている会社の情報を入手出来ないかどうか聞いてみる。
こんなふうにして少しでも多くの判断材料を集めることです。このあたりは不注意だと後悔することになります。
安易に転職しない
最後にこれは妻が自分自身で戒めていることですが、安易な転職はしないと決めているそうです。
会社の内部のことは入ってみないと分からないので、ある意味で転職はギャンブル。だから、よっぽど今の会社に対して不満が出てきたり、こういった仕事がしたいというものが出てこない限りは、今の会社を離れないと決めています。
もちろん、完璧な職場などは存在しないので、大なり小なり不満はありますが、そこから逃げるのではなく、出来るだけ改善出来るように会社に働きかけるし、自分自身を磨くことも忘れない。
こんなふうに考えています。妻は冒険心が強いタイプではないので、どちらかといえば守備的な発想かもしれませんが、現在の職場でパフォーマンスを高める姿勢というのは、いずれにしても重要なので、これも外資に転職することを考えている人への注意点として触れておきます。