訪日する外国人が増え続けている現状において、ホテルは英語を活かして働くチャンスが多い職場と言えます。リゾートホテル、ラグジュアリーホテルはもちろんのこと、最近は旅館やビジネスホテル、シティホテルでも外国人宿泊客が増えているため、英語が出来る人材に対する採用ニーズが高くなっています。
そのため、英語力を活かしてホテル業界に転職することを考えている人にとっては、大きなチャンスと言えます。
ホテル業界の求人情報の探し方ですが、希望する職種によって適切なやりかたが違ってきます。フロントやルームサービススタッフといった接客系の職種を探す時には、ホテル業界の求人情報を集めた専用サイトを利用するのがベストです。
一方、広報や経理、営業・マーケティングといった総合職の求人を探す時には一般的な転職エージェントを使ったほうがいいです。
下記に有用なエージェント、サイトをまとめてありますので参考にしてみてください。
リクルートエージェント
保有求人案件数が日本で最も多い国内最大手の転職エージェント。外資、日系を問わずホテル業界の転職案件を多数扱っています。
英語力を必要とする求人だと、経理や総務業務を担当する事務スタッフ、予約システムの開発・メンテナンスを担当する社内SE、法人営業、ブランド価値向上に努めるマーケティング・広報担当といった職種が中心となっています。
※補足
リクルートエージェントは、元々、英語が得意な人の転職支援に力を入れていましたが、最近では、入社後、勉強して身につけることを条件に、今現在の英語力については不問とする採用方針を採る企業からの求人についても、取り扱うようになっています。
そのなかには、海外出張や海外勤務の機会が想定される求人も含まれるので、興味がある人は、リクルートに相談してみてください。
なお、20代・30代の人には、マイナビエージェントという転職会社もオススメです。リクルートとは、また違った系統の求人を確保しているので、両者をダブルで利用すると、多角的に情報を集められるので、よりチャンスが広がります。
特に、第二新卒者の場合、好条件の求人を紹介してもらえる可能性が大です。一方、30代後半以降の経験豊富な人の場合、マイナビはそれほど良い求人を扱っているわけではないので、それほど期待は出来ないです。(他社のほうがオススメです。)
アージスジャパン
外資系企業、日系グローバル企業の求人案件を得意とする転職エージェント。消費財業界の求人に力を入れており、サービス業の転職案件を扱っています。
ホテル関連の求人だと、外資大手ホテルのセールススタッフ(法人営業)、オペレーションスタッフ、マーケティング・広報といった職種の求人が出ています。ビジネスレベルの英語力(TOEIC735~860)を持っていることが採用条件となる転職案件が大半です。
マイケルペイジ
外資系企業専門の転職エージェント。常時、様々な業種の3000件以上の求人を扱っています。ホテル業界の転職案件に関しては、営業やブランド構築のためのマーケティング、オンラインマーケティング、PR・広報、財務経理、人事といった総合職の求人が多数出ています。
doda
日系グローバル企業の求人を得意としている転職エージェント。英語力を持つ人材の転職支援に長けています。
日系ホテルからのフロントスタッフ、ルームサービススタッフを募集する案件、スタッフ管理を担当するマネージャーを募集する案件を扱っています。いずれも外国人宿泊客の接客が問題なく出来るだけの英語力を持つことが採用条件となっています。
ホテル求人ドットコム
ホテル業界の求人案件をまとめている情報サイト。外資、日系の一流ホテルからビジネスホテルまで、多数の求人が公開されています。
英語力が求められる案件に関しては2種類に分かれます。一つはフロント、レストランサービス、ルームサービスといった接客系の職種。もう一つは企画宣伝、広報、営業、経理といった総合職の転職案件。
前者は月給制、後者は年俸制となっているケースが多いです。要求される英語レベルについては、案件によって幅があるので、一つずつ確認するようにしてください。
ホテレス
ホテル、レストラン、ブライダル業界専門の求人情報サイト。外資や日系の高級ホテルを中心に英語が出来る人材を募集する求人が常時100件以上掲載されています。
フロント、レセプショニスト、ゲストキーパー、レストランサービスといった接客系の職種が中心となります。エスティシャンやセラピストといった職種の求人も出ています。
バリ、プーケット、シンガポールといった海外からの転職案件も出ています。