ビームスは転職先としてオススメ

ビームスは転職先としてオススメ

 

ビームスは、社員一人一人を大切にする会社であり、働きやすいように労働環境が整備されています。長時間労働とは無縁ですし、有休を含めて休みを取りやすいので、ワークライフバランスを重視する人には、転職先としてオススメです。

 

社員の満足度が高く、離職率が低い会社だけあって、社内の雰囲気も良く、お互いを助け合う風土があるので、ストレスとは無縁で働けるでしょう。

 

その反面、給与など、待遇面については、平均的なレベルなので、収入第一という人は、ビームス以外の会社についても、選択肢に入れて考えたほうがいいでしょう。

 

このページでは、ビームスから出ている求人の傾向、及び、社員の待遇・年収、就労環境など、転職を考えている人が、気になるであろう情報をまとめていますので、転職先選びの参考にしてください。

 

ビームスの中途採用求人の傾向

中途採用については、販売職、総合職(マーケティング、生産管理、社内システム運営、物流管理、事務、経理など)のどちらにおいても、求人が発生しています。

 

雇用形態に関しては、契約社員採用の求人が多くなっていますが、販売職や総合職のアシスタント、物流部門のスタッフだと、アルバイトとして採用となる案件も出ています。

 

いずれにしても、正社員(無期雇用)として採用されるケースは殆どなく、正規雇用されるのは、採用者の1割程度です。

 

ただし、ビームスには、正社員(無期雇用)登用制度があり、1年以上の勤務期間を持つ人であれば、年に1回、正社員(無期雇用)として再雇用されるチャンスがあります。(優秀な勤務実績を挙げることが出来れば、アルバイトから正社員(無期雇用)への昇格も可能です。)

 

さらに、正社員(無期雇用)に就けば、販売職から総合職へのジョブチェンジも認められているので、そう考えると、ビームスは様々なキャリアパスの可能性を追求できる会社と言えます。

 

ビームスの求人への応募条件

応募条件については、総合職だと、高卒以上の学歴と該当業務に関する実務経験が必須となる案件が大半を占めますが、アシスタント職としての採用となる求人においては、経験不問となるケースが一般的です。

 

その一方で、短大卒以上の学歴が求められたり、3年以上の実務経験やマネジメント経験が要求されたりする求人もあり、応募条件には幅があるので、その都度、募集要項を確認するようにしてください。

 

販売職に関しては、総合職と同じように、高卒以上の学歴が必要となりますが、実務経験が必要なしの求人ばかりなので、未経験者でも、アパレル業界でのキャリアをスタートさせることが出来ます。

 

なお、総合職・販売職、双方において、障がい者採用枠が常時設けられています。採用条件は一般求人と変わりませんが、競争倍率は低くなるので、採用されるチャンスが増えます。

 

求人情報の入手方法

ビームスでは、新卒・中途のどちらにおいても、公式サイト内にある採用情報ページに募集要項が掲載されているので、そちらのページから、求人情報を確認することが出来ます。

 

また、中途採用案件に関しては、民間の転職エージェントも取り扱っているので、そちらに問い合わせることでも、求人情報を入手することが出来ます。

 

公式サイト、転職エージェント、どちらからでも、入手できる情報に違いはありませんが、転職エージェントの場合、様々な企業の求人案件を扱っているので、ビームス以外の求人のことについても、知りたいという時には、まとめて教えてもらえて便利です。

 

ビームスの求人を扱う転職エージェント


クリーデンス、ファッショーネ、エランは、アパレル専門のエージェントなので、アパレル一本で転職を考えている人に最適です。

 

一方、リクルートエージェント、マイナビエージェントは、様々な業種の求人案件を扱っているエージェントなので、アパレル以外の仕事についても、関心があるという人は、こちらのほうが、情報源としてのお役立ち度が高いです。

 

ビームスの給与制度、社員年収について

ビームスに勤務する社員の給与水準ですが、職種別に、年収事例をいくつか挙げると、下記の通りとなります。

 

ビームスに勤務する社員の給与事例

  • 販売 25歳 年収300万円
  • 販売 23歳 年収340万円
  • 販売 30歳 年収400万円
  • 販売 30歳 年収450万円
  • 販売マネージャー 40代 年収950万円
  • 商品統括 26歳 年収320万円
  • 海外担当 27歳 年収350万円
  • 事務 30代 年収500万円
  • 物流スタッフ 年収350万円
  • 社内システム運営 年収350万円
  • VMD 年収550万円

ビームスの給与体系は、基本給に加えて、年2回(6月、12月)の賞与が支給されるというスタンダードなものとなっています。(賞与は、正社員(無期雇用)・契約社員を対象に、支払われています。)

 

賞与の支給額については、会社の業績や個人の成績によって決定されるため、その年によって、若干の違いはありますが、基本給1~2ヶ月分となることが多いです。

 

それに加えて、販売スタッフに対しては、毎月、売上予算の達成度に応じて、報奨金が支払われるインセンティブ制度が用意されています。

 

ただし、売上というのは、個人ではなく、所属先店舗の数字が対象となります。毎月のように、売上予算をクリアできる店舗もあれば、全く予算を達成できない店舗も存在しており、配属先によって、年収差が生じている状況です。

 

残業代については、15分単位で支給される形となっており、サービス残業の心配はありません。ただし、ビームスは、社員の労働環境を改善するために、残業なしの体制作りを続けているので、後ほど詳しくふれますが、残業時間は少ないです。

 

そのため、残業代で稼ぐというのは、あまり期待できません。それもあって、冒頭でもふれたように、ビームスの給与額は、業界内でも平均的なレベルとなります。

 

昇給に関しては、毎年1回、給与見直しの機会が設けられていますが、管理職に就かない限り、少額しか上がらないので、この会社で、大幅に給与を上げようとするのであれば、キャリアアップするしか方法がないと考えてください。

 

ビームスの福利厚生について

福利厚生に関しては、健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険といった社会保険が整っていることに加えて、住宅手当、家族手当、交通費が支給されています。そのほかには、洋服などのアイテムを割引価格で買える社販制度があります。

 

また、ビームスでは、年1回のペースで、社員旅行が開催されていますが、社員だけなく、家族もが参加可能となっており、社員からは好評を得ています。

 

ちなみに、これらの福利厚生は、アルバイトも対象となっています。

 

中途採用で入社する時の注意点

中途採用の場合、前職までの経歴・実績をもとに、基本給が算出されることになりますが、ここは交渉次第という要素もあるので、ビームスから提示された金額に納得がいかない時には、そのまま受け入れるのではなく、希望条件を伝えて、話し合うようにしてください。

 

前述しましたが、ビームスは、ポジションが変わらない限り、給与が上がることが期待できない会社です。

 

そのため、入社時に設定された給与額というのは、後々まで付いて回ることになり、ここで妥協すると、入社後、後悔することになりかねないので、しっかりと交渉することをオススメします。

 

こういった条件交渉の進め方が分からない、もしくは苦手という人は、前述した転職エージェントに交渉の代行を依頼してください。

 

彼らは、この手の交渉に長けており、うまく話を進めてくれますし、実際に条件アップに成功するケースが少なくないので、自分で進めるよりも、任せてしまったほうが賢明です。

 

ビームスの評価制度について

ビームスでは、半期に一度、直属の上司による面談が行われた後、人事考課が為されて、その内容をベースに、評価が決まることになります。

 

ただし、ビームスは、勤続年数に比例して、昇進のチャンスが増える年功序列的な要素もある会社なので、目に見える実績を出したとしても、すぐに昇進・昇給といった待遇面に反映されることはありません。

 

ただし、査定結果は、5段階評価となっているのですが、その一番良い評価を受けた社員は、昇進するケースが多いです。

 

また、一定の年齢に達して、昇進の対象となった時には、これまでの評価がモノを言うことになるので、キャリア志向の強い人は、日頃から、少しでも高い評価を得ることを意識してください。

 

なお、ビームスでは、考課面談の時、勤務中に何をどう頑張ったかを、上司に伝える機会が用意されているのですが、そこで、しっかりと自分のことをアピールできる人が、高評価を受ける傾向にあります。

 

補足

上司だけでなく、社長や副社長などの役員と意見交換できる時があるのですが、そういった場面においても、相手に分かりやすく自己PRすると、高い評価につながるケースが多いです。

 

いずれにしても、人事査定における上司の権限が強いので、日頃から、上司とこまめに意思疎通を図って、上司が求める役割を、十分に果たすことが、高評価を得るためには、必要不可欠となっています。

 

売上ノルマはなし

アパレルメーカーだと、販売員に売上のノルマを設定している会社が多いのですが、ビームスに関しては、ノルマはないですし、売上に関して、厳しく追求されることはありません。

 

そういった意味では、気持ち的に楽ですが、先ほどもふれたように、店舗の売上額に応じて、インセンティブが支給される仕組みがあるため、あまりにも成績が悪いと、周囲からの目がきつくなります。

 

毎月、売上が公表されることもあり、成績を上げなければというプレッシャーは、常にあるので、のんびりマイペースで働くというのは、期待しないほうがいいです。

 

教育制度について

ビームスは、社員教育に力を入れている企業であり、商品知識や仕事をするうえで、必要な基本的なスキルを学ぶための基礎研修から、ステップアップ研修、マネジメント研修のような応用的な研修まで、様々な教育プログラムが用意されています。

 

さらに、希望すれば、語学研修も受けられますし、優秀なスタッフだと、海外研修に参加できる機会も与えられるので、自分の力量に応じたスキルアップが可能な環境です。

 

なお、ビームスでは、「シスター制度」と呼ばれるOJT制度が導入されており、先輩スタッフから日常業務をフォローしてもらえるので、経験が浅い人でも、安心して仕事に取り組むことができます。

 

ビームスは、自分を成長させられる会社

ビームスは、意欲がある社員に対して、業務に対する大きな裁量権を与える会社なので、新しいことに挑戦しやすい土壌があります。

 

かつ、ひんぱんに新しいプロジェクトが立ち上げられており、チームで動くことになるので、仕事を通じて、コミュニケーションスキルが磨かれる環境です。

 

また、ビームスは、自社内で全ての業務をまかなっていこうという考え方の会社なので、他社だと外部に委託しているような仕事にも携わることになるため、経験の幅を広げたい人には、理想的な職場です。

 

このように、ビームスは、やる気さえあれば、いくらでも自分を成長させられる環境となっているので、成長意欲の高い人に、オススメの会社です。

 

ワークライフバランスについて

ビームスは、プライベートの充実が仕事の成果につながるという考え方を持つ会社なので、残業時間が少ない部署が大半を占めていますし、繁忙期で一時的に忙しくなったとしても、会社が制限している月30時間を超えることはありません。

 

補足

もし、30時間を超えたことが明らかになると、自分の評価だけでなく、周りのスタッフや上司の評価にも影響するので、残業すること自体、あまり良く思わない職場の雰囲気となっています。

 

有休についても、基本的には、申請通りに取得できるので、有休の消化率が高く、毎年、100%消化しているという社員も多数存在しているので、プライベートを大切にしながら働きたい人でも、満足できる会社です。

 

さらに、繁忙期を除けば、連休を取得できますし、夏季や冬季の休みに有休を組み合わせて、長期休暇を取得することも認められているので、定期的に、家族で海外旅行に行くというような人も多いです。

 

Check!

ビームスは、社員同士の仲が良く、休みの日に、みんなで遊びに行くことが多いのですが、強制ではなく、参加しなくても問題はないので、こういったことが苦手という人は、はっきりと断るようにしてください。

そのあたりを、あいまいなままにしておくと、プライベートがつぶれてしまい、自分が楽しくないですし、周りにもそういった感情が伝わり、人間関係がギクシャクすることに、つながりかねないので、気を付けてください。

 

販売職に関する補足

販売職だと、基本的に平日が公休日となりますが、土日や祝日に休みを取りたい場合には、前もって、希望日を申請しておくことで、認められるケースが多いです。

 

それに加えて、近年、最先端の技術であるRFIDタグの導入によって、バーコードでの管理のように、ひとつひとつ商品をチェックしなくてよくなったので、検品や棚卸しにおける作業効率が改善され、業務量が減っており、定時で帰宅できる日が多いなど、就労環境は良好です。

 

アパレルの販売員となると、激務のイメージがあるかもしれませんが、ビームスにおいては、仕事に追われるということはまずないので、ワークライフバランスを大切にしたいという人には、オススメの会社です。

 

総合職に関する補足

本社で勤務する総合職のスタッフを対象に、ビームスでは、フレックス勤務が導入されています。出退社時間はもちろんのこと、仕事のスケジュール調整についても、自己裁量の度合いが大きくなっているので、働き方の自由度が高くなっています。

 

女性の働きやすさについて

ビームスは、完全に男女平等の会社です。仕事の内容において、男女で違いはないですし、昇進・昇給の機会に関しても、全く同一条件であり、管理職に就いて活躍している女性も多いです。

 

ちなみに、現在、役員に就いているのは、男性社員ばかりですが、会社として、女性の登用に力を入れているので、今後は、状況が変わってくる可能性が高いです。

 

また、ビームスでは、生理休暇など、女性の体調に配慮する体制が整っており、体調の悪い時には、無理せず、働くようなことをしなくて済みます。(職場には、休んで当たり前という雰囲気があり、周囲がサポートしてくれます。)

 

産休・育休といった子育て支援制度も、しっかりと整備されており、実際に活用している社員が多数存在します。

 

復帰後には、子供が小学校4年生になるまで、時短勤務を利用することができますし、周りのスタッフも子育てへの理解がある人ばかりなので、育児と仕事を両立させやすい環境です。(子供が病気になった時は、看護休暇の取得も出来ます。)

 

このように、ビームスは、様々な制度やサポート体制が設けられているため、女性にとっては、非常に働きやすい会社であり、それを示すように、女性社員の離職率が低いです。

 

産休・育休を取っても、キャリアに影響はない

産休・育休、時短勤務といった制度を利用しても、キャリアに影響することはありません。管理職として働いている女性でも、こういった制度を利用しているぐらいなので、『休みを取ることで、今後の仕事に影響するのでは?』という心配は無用です。

 

ビームスの転職先としての価値

ここまで、ビームスの就労環境について、様々な角度から見てきましたが、社員一人一人のプライベートを大切にする会社なので、仕事だけでなく、自分や家族との時間を重視する人に、オススメの会社です。

 

また、教育体制が充実している会社であり、新しいことにチャレンジしやすい環境でもあるので、成長意欲が高い人にとっても、満足できる可能性が高い会社です。

 

特に、女性にとっては、自分のキャリアを追求することができれば、子どもや家庭にも、しっかり時間を割きながら働ける。

 

さらに言えば、大変ではありますが、自分のキャリアと家庭、どちらかを犠牲にすることなく、両立させることもできるので、自分が望む働き方が実現できる、貴重な職場と言えるでしょう。

 

このように、ビームスは、様々な長所を持つ魅力的な会社ですが、その反面、給与を含む待遇面については、他社と比べて、特筆できるほどではないので、収入を重視する人は、他社の求人もチェックして、比較検討することを、オススメします。

 

ビームスの求人を扱う転職エージェント

下記に、ビームスの中途採用求人を扱っている転職エージェントをリストアップしておきます。エージェントは、ビームスの待遇、就労環境に精通しているので、何か気になることがあれば、ぜひ問い合わせてみてください。

 

また、先ほどもふれたように、エージェントは、様々な企業の求人情報を扱っているので、興味がある人は、ぜひ他社の求人のことについても、聞いてみてください。

 

『自分は、こんな職場で働きたい』といった希望条件を伝えて、ビームスが、その条件に見合う会社なのか、ほかに、もっと良い会社があるのか、判断してもらうこともできます。転職先を決める時には、頼りになる存在なので、うまく活用してください。