ユーザベースは、BtoB向けに企業・業界のファンダメンタル分析に必要とされる情報が網羅的に・体系的に整理されたオンライン情報サービス『SPEEDA』の運営、BtoC向けにソーシャル経済メディア『NewsPicks』を運営をしています。
現在『SPEEDA』は、日本の時価総額トップ100社中5割で導入900社超が活用する企業・業界情報プラットフォームとなっています。
2018年第2四半期の決算説明会において、SPEEDA、NewsPicksの両事業とも高い成長率を維持でき、加速させることができたという報告やSPEEDAとNewsPicks、この2本柱の既存サービスが、2020年までに正常収益30%を実現することを視野に入れているなどの報告もあり、事業自体も好調を示しています。
このような背景から、中途に関しても、様々な職種において、募集がかかっています。ユーザベースへの転職のチャンスは豊富に存在するので、関心がある人は、このタイミングで真剣に検討することをオススメします。
ユーザベースの中途採用求人の傾向
現在、ユーザベースの公式ページにおいて確認できる中途採用職種を下記にまとめています。ユーザベースではそれぞれ5つのチームに業務を分け、それぞれに専門となる職種の募集を行っています。
- ユーザベース
- SPEEDA事業
- NewsPicks事業
- entrepedia事業
- FORCAS事業
各チームの募集職種は多岐に渡ります。ここでは、各チームの中で代表的な職種をご紹介します。転職希望の方で、このページに記載していない職種の内容を調べたい方は、必ず公式ページと転職エージェントの情報を調べておいて下さい。
<ユーザベース>
●コーポレートブランディング 編集者/編集長候補
仕事内容は、コーポレートメディアにおける、コンテンツ戦略の立案・実行、社内の表記ガイドライン、プレスリリース、求人記事などの執筆・編集が主な業務となります。
必須条件として、編集者としての業務経験(1年以上)、マルチタスク業務経験が挙げられています。
<SPEEDA事業>
- ソフトウェアエンジニア(サーバー/フロント)
ユーザベースが展開するプロダクトであるSPEEDA, NewsPicks, entrepediaを開発するソフトウェアエンジニアの募集です。
必須条件として下記のいずれかになります。
- 高度なWebアプリケーションの設計、開発経験
- 高度なiOS/Androidアプリケーションの設計、開発経験
- ハードウェア、ネットワーク、セキュリティ等に関する深い知識
<NewsPicks事業>
- NewsPicksブランドデザイン編集者/クリエイター
NewsPicksの広告事業において、編集・クリエイティブチームのリーダー候補の募集です。
必須条件として、NewsPicksを利用しており、NewsPicksが大好きな方、経済メディアに関心がある方、メディア企業に在籍し編集経験のある方、または、広告代理店でクリエイティブ業務、プランナーの経験がある方となっています。
求人情報の入手方法
ユーザベースでは2019年度から新卒採用を開始する予定で、これまでは中途採用をメインに行ってきました。公式サイト内に、採用情報ページが開設されており、そちらのページにおいて、中途採用の募集要項、及び、募集がかかっている求人の一覧について、確認することが出来ます。
https://www.uzabase.com/recruit/occupation/
また、ユーザベースは、転職エージェント経由でも、人材を募集しており、そちらから、求人情報を入手することが出来ます。
公式サイト、転職エージェント、どちらでも、入手出来る情報は一緒ですが、エージェントの場合、様々な企業の求人情報を押さえているので、ユーザベースを他社の求人と比較してみたいといった時には、まとめて情報を入手出来るので、便利です。
また、エージェントは各社の社内事情を把握しているので、内部のことについて、より細かい情報を入手出来るのも、大きなメリットです。
このページの最後に、ユーザベースの中途採用求人を扱う代表的な転職エージェントをリストアップしておきますので、参考にしてください。
ユーザベースの社員の年収・給与制度について
ユーザベースに勤務する社員の年収ですが、職種別に幾つか事例を挙げると、下記の通りとなります。
- セールス&マーケティング 29歳 年収700万円
- セールス&マーケティング 32歳 年収850万円
- セールス&マーケティング 次長クラス 39歳 年収900万円
- コンサルティングサービスチーム 31歳 年収700万円
- 財務 32歳 年収750万円
- プログラマ 32歳 年収550万円
- プログラマ 36歳 年収500万円
ユーザベースの給与体制は月給制で、賞与は年2回、達成率次第で、1~4か月の額が支給されます。昇給は年2回実施され、給与のベースはタイトルと呼ばれる等級制によって決まります。決して年齢ではなく、役職等もないことから、誰でも実力次第では高額な年収になりえる仕組みです。
手当として、子供がいれば、一定のタイトル以下は子供手当が一人1.5万円付きます。その他、営業の場合、直行直帰も全く自由な上、日中カフェで仕事をする場合、1回あたり400円が精算できるルールになっています。その他、社会保険完備、予算内であれば好きなPCを選択可能なPC支給制度があります。
中途採用で入社する時の注意点
ユーザベースの採用基準は、ミッションとバリューが合うということが非常に重要になってきます。
具体的には、『世界一の経済メディアを作る』というミッションと、バリューである、会社の価値観『7つのルール』(自由主義でいこう・創造性がなければ意味がない・ユーザーの理想から始める・スピードで驚かす・迷ったら挑戦する道を選ぶ・渦中の友を助ける・異能は才能)に、心から共感してもらえるのかということが中途採用の突破口です。
そうしたことを踏まえつつ、会社側と交渉するようにしてください。
もし、対策等で分からないことがあれば、前述した転職エージェントに交渉を代行してもらってください。彼らはプロなので、ユーザベースの情報もありますから、有効な手段を提示してくれると思います。
ユーザベースの評価制度について
ユーザベースの評価制度は、タイトル(等級制)によって決まります。タイトルを決める指標も公開されており、それぞれ上司だけでなく複数人、複数部署が評価するために透明性の高い評価をしています。
非常にフェアでオープンな評価制度が構築されていますので、結果を出せばタイトルが上がり、出せなければ落ちます。若いうちは、一般的には待遇は良いですが、中堅以降は、実力次第で給与額が変わります。
タイトル改定は半期に一度の考課があり、その中間評価と称して3か月に1度、面談があります。このときに3か月後の給与水準の上下動が報告され、一般社員では18のランクに分けられた給与水準で動きます。上がる場合は一つずつですが、下がる場合は無限です。
賞与は半期ごとの会社やチーム、個人の業績で決まります。かなりしっかりした評価制度です。
ユーザベースの教育制度・成長環境について
ユーザベースはまず意思決定のスピードが違います。のんびり考えてから実行するというといことは先ずなく、そのスピードについていく位だけで他の大企業での働き方からすればカルチャーショックを受けます。
また、能力と意思があれば、どんどん仕事を任せられます。年齢や在籍期間に関係なく、色々な仕事が来ますので、大企業では中堅以降に任せられる仕事も若手の段階で経験できます。もちろん失敗もありますが、その分成長に関しては、比ではありません。
基本的に自ら事業の向かうべき先を構想し、提案していくことが理想とされるので、自分で考えて行動する自走力が鍛えられます。
ユーザベースでは、各社員の個性というものを非常に大事に考えています。したがって、教育というものも個人の自主性に任せていることもあり、特に目立ったものはありません。各社員は自由度が多い環境の中、結果を求めることを自覚しており、自ずと学習をするする習慣がついている人ばかりです。
ワークライフバランスについて
ユーザベースのワークライフバランスは非常に調整しやすい環境です。勤務時間や場所は一切構わないという他にはないスタイルで、平日であろうと、優先すべき項目があれば、チームと相談すれば大丈夫です。
そのような自由な環境ですが、あまりプライベートを優先すると、大幅な年収減になりますから、覚悟が必要です。年功序列や定時昇給という概念が有りませんから、猛烈に働かないと望みの金額を得られないという環境です。
月当たりの標準的な勤務時間を越えていれば、有給など使わなくても残りの日数はお休みにすることも出来る勤務の自由度が有ります。ワークスタイルに流されない自分の意思があれば、プライベートも重視しながら働いていけます。ちなみに月間の平均残業時間は、31.4時間、年間の有給消化率は46.4%となっています。
女性の働きやすさについて
ユーザベースは完全に成果主義ですので、男性女性に関係なく平等に評価されます。働く制度もフルフレックス制であり、出社時間も退社時間も決まっていませんので、子供や過程の用事で中ヌケも出来ます。子供がいる、いない区別なく、全社員が普通に行っている環境です。したがって子育て中の女性社員にとっては非常に働きやすい環境です。
ワーキングマザーの人も多く、産休明けの時短勤務に関わらず、圧倒的なパフォーマンスと、新たな領域にチャレンジしている人もおり、能力と自らの意思さえあれば、男女問わず最高の環境があります。
ユーザベースの転職先としての価値
2016年に上場したベンチャー企業のユーザベースですが、これまでの日本企業にはない考え方をしています。自由な背景には厳しい責任能力を問われ、まるで一人一人が社長のような考え方が浸透している企業です。これは外資系でもそう多くはない環境だと言えます。
ユーザベースに向いている人というのは、自由でかつ、個人で仕事の成果が上げられるという方ですと最高の職場環境になり得ますが、安定的に息の長い仕事を求めている人にとっては、長く勤務できない環境と思います。
このあたりは、個人の考え方次第となるので、自分自身の価値観と照らしあわせながら、ユーザベースへの転職の判断を下すようにしてください。
ユーザベースの中途採用求人を扱っている転職エージェント
最後に、ユーザベースの中途採用求人を扱っている転職エージェントをリストアップしておきますが、彼らは社内事情に精通しているので、このあたりの判断に迷うことがあれば、一度相談してみてください。プロの視点で、アドバイスしてくれるので、参考になるはずです。
また、転職エージェントは、様々な企業の求人情報を扱っているので、他社の求人を紹介してもらうのもオススメです。ユーザベース以上に、魅力を感じる求人が出てきてもおかしくないので、関心があれば、ぜひ他社のことについても、話をしてみてください。
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※JACに関する補足
- JACは海外移住、海外転職を支援するサービスではありません。海外勤務、海外駐在などの求人を紹介してもらえます。
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