国内リース市場においてトップクラスのポジションに位置し、三井住友ファイナンス&リース株式会社(略称SMFL)グループの一員でもあるリース会社、SMFLキャピタル株式会社。
1963年に、株式会社日本リース・インターナショナルとして設立されましたが、1999年以降、米国GEの金融事業部門である、GEキャピタルの日本における中核会社となった後、2016年にSMFLグループに加わり、現在のSMFLキャピタル株式会社となりました。
中心となる事業はリース業ですが、「More Than Finance」をスローガンに、単なるリース事業のみに留まらず、リーダーシップ育成、問題解決・業務改善、成長戦略・営業力強化、チーム・組織力強化といった、経営サポートとデジタルソリューションまでを含めた、ファイナンス・ソリューションを広く提供しています。
このページでは、SMFLキャピタル株式会社の中途採用求人の傾向、及び、社員の年収、就労環境についてまとめていますので、参考にしてください。
SMFLキャピタルの中途採用求人の傾向
SMFLキャピタルでは、以下のような職種を中心に、中途採用の募集が行われています。
- 内勤営業
- 法人営業(サービス産業領域・建設機械領域・産業機械領域・工作機械領域)
- 代理店営業
- メンテナンス委託グループスペシャリスト
- メンテナンス管理グループスペシャリスト
- フリートサービススーパーバイザー
- 法人向け与信分析業務
- プロジェクト管理
- リスクマネジメント
- IT企画スペシャリスト/リーダー
- フィールドサービスアドバイザー
- フリート・カスタマー・サービス部 メンテナンス管理/委託スペシャリスト フリートお客様センター フロントグループ
- フリートコントラクト部 契約事務グループ スタッフ
応募要件としては、学歴に関しては特に指定がありませんが、多くの業務で、関連する業務経験を2年~5年程度必要としています(一部に7年~10年以上としている職種もあります)。
おおむね、営業関連の職種はハードルが低めですが、専門職になると要件は高くなり、なかにはビジネスレベルの英語力を要件としている業務もあります。
年収例については、一切記載がないため、「社員の年収・給与制度について」の項目に記載する内容を参考に自分の経歴などをあわせて想定してください。
求人情報の入手方法
SMFLキャピタルの公式サイトには、中途採用希望者向けの専用ページが用意されており、こちらのページから、募集を行っている求人の一覧と、その詳細を確認することが出来ます。
https://js02.jposting.net/capital/u/job.phtml
ただ、上記の公式サイトのページには、実際に募集を行っている求人の一部だけしか掲載せず、残りの求人を、転職会社経由でのみ募集しているケースも多く見られます。
そのため、SMFLキャピタルの求人情報を確実に入手するには、公式サイトだけではなく、転職会社からも情報を得るようにしてください。
SMFLキャピタルの中途採用求人を扱っている代表的な転職会社を、このページの最後にリストアップしておきますので、確認してください。
※補足
転職会社は、SMFLキャピタル以外にも、多くの企業の求人情報を押さえているので、同業他社の求人などもチェックしておきたい時には、転職会社に問い合わせることで、すべての情報をまとめて教えてもらえるので非常に便利です。
SMFLキャピタルの社員の年収・給与制度について
以下に、SMFLキャピタルに勤務する社員の年収例の一部を、職種別に紹介します。
- 営業 35歳 年収750万円
- 営業 35歳 年収780万円
- 営業 35歳 年収1000万円
- 営業管理 32歳 年収600万円
- オペレーション本部 39歳 年収500万円
- リスク業務本部 40歳 年収800万円
SMFLキャピタルの給与体系は年俸制で、その年俸を12で割った金額が月給として支給されます。
中途採用の場合、前職の給与に応じて年俸が設定されるため、年齢が近くても、給与に差は出ます。また、事業部門によってもベース給与に差があるほか、日本リース時代からの社員は給料が高い傾向があります。
昇給は年1回、数千円程度で、昇格しない限りは、大きくベース給与が変わることはありません。賞与も年1回支給されます。
また、これらとは別にインセンティブ報酬が支給されますが、外資系だったこともあり、特に営業の場合はこの割合が非常に大きく、成果を上げれば若くても年収 1000万円に達することも可能な状況です。
インセンティブはノルマに対する達成率に応じて支払われますが、この金額に対する計算式や全営業担当者の成績が完全に公開されているため、透明感は非常に高いです。さらに、ノルマを達成すれば、生保販売で得た手数料も、達成率に応じてプラスになるため、給与の伸びは非常に大きくなります。
一方、内勤者の場合は、行動評価に基づく成果給が支給されますが、営業担当者ほどの成果給にはならず、おおむね横並びで支給されるイメージです。
各種手当としては、時間外や休日出勤手当などがきちんと支給されるほか、福利厚生に関しても、退職金制度、財形貯蓄、福利厚生倶楽部、提携住宅ローン、割引保険制度、弔慰金・慶弔金制度、永年勤続表彰などが用意されています。
中途採用で入社する時の注意点
上でも触れたように、中途採用で入社する場合、過去の経歴や実績などをもとに、給与額が算定されますが、特にSMFLキャピタルの場合は、求人情報にも例が掲載されていないことから、会社側が提示してくる数字というのは、交渉次第で大きく変わる可能性が高いです。
また、ベース給与がなかなか上がりにくいため、できるだけ最初から良い条件で入社出来るように、面接時には、しっかりと交渉することが、非常に重要になってきます。
そのため、先方の提示額に納得できない場合は、安易に妥協せずに、しっかりと交渉を行うようにしてください。心の奥では納得してないのに、相手側のオファーを受け入れてしまうと、入社後もずっと不満を持ち続けることになりかねないので、注意が必要です。
また、転職時というのは、入社後よりもずっと給与を上げやすいタイミングですし、会社側も交渉に応じてくれるため、この貴重なチャンスを逃す手はありません。
もし、こういった交渉ごとが苦手であれば、前述した転職会社に交渉の代行を依頼してください。彼らは、交渉のプロなので、こちらが希望する条件をしっかりヒヤリングしたうえで、適切に交渉を進めてくれます。
交渉ベタな人が、無理に自分で何とかしようとするよりも、良い結果につながる確率が高いので、最初から任せてしまってください。
SMFLキャピタルの評価制度について
SMFLキャピタルでは、期初に目標を設定し、期末に自己評価を提出、上司との面談・フィードバックを経て、評価が確定します。実績の数字だけではなく、プロセスやロジック、人となりといった行動評価についてもしっかりチェックされ、評価されます。
階級としては、外資系だった影響で、日本の会社のような主任や係長といった役職はなく、マネージャーになるまでは全員、肩書はつきません。(役割に応じて、または対顧客向けに便宜上、肩書がつくことはあります)
昇格には、複数年に渡る良い評価が必要なため、そう簡単ではありませんが、プロジェクト等で結果を出して、周囲に認められさえすれば、きちんと評価はアップします。
また、たとえ一時的に評価が下がるようなことがあったとしても、その後の努力次第で再び評価は上がるなど、フェアな評価が行われる体制なので、安心してチャレンジもできます。
なお、GE時代は、後輩が先輩の上司になってしまう、下剋上のような風景が日常的に見られましたが、SMFL傘下になってからは、より日本的で、年功序列的な雰囲気に変わってきつつあります。
SMFLキャピタルにおける成長環境について
SMFLキャピタルでは、SMFL傘下に移行してから、GE時代にも増して、さらに社員教育や研修に力を入れてきています。
研修は、主に上司からのノミネートされることで受講が可能で、リーダーシップやプレゼンテーションの研修など、数多くの研修が用意されています。また、保険代理店業務なども積極的に行い始めていることもあり、保険に関する知識も得る機会もあります。
資格取得のサポートにも積極的で、通信教育や資格取得の補助も出ます。GE時代はTOEIC試験などの英語教育が中心になっていましたが、SMFL傘下になってからは、銀行業務検定、簿記などの取得が重視されるようになってきました。
実務を通しての成長という面では、末端社員一人一人に業務の裁量、責任がゆだねられており、やる気があれば引き立ててもらえることも多いです。また、通常業務の内外で多くのプロジェクトが設定されるため、若くして簡単なマネジメントの経験を得ることもできるなど、成長の機会は多く提供されています。
キャリアについては、入社後2年以上経過した社員を対象に、キャリアチャレンジができる「オープンドア制度」や他のポジションでの働き方を知る「ジョブシャドー制度」といった、自由にスキルアップを図れるシステムが用意されているため、常にチャレンジ精神を持ち、モチベーションを高く保つことができる会社です。
ワークライフバランスについて
SMFLキャピタルは、配属部門によってばらつきはあるものの、長時間残業を歓迎するような雰囲気はなく、全体的にワークライフバランスの調整はしやすい会社です。(平均残業時間も、月に30~40時間程度に抑えられています)
有休も月1回の取得が推奨されており、マネージャーも率先して取得しているため、休みは取りやすく、調整さえできれば、夏休み以外でも連続休暇が取得可能です。また、夏にはファミリーデーとして、子供に職場を見せることもできるなど、とてもオープンな職場です。
また、一般的には多忙な傾向がある営業職でも、直行直帰が認められていることもあって、子供を保育園に送ってから営業に出る人も見られますし、すべての社員が対象ではありませんが、在宅勤務も認められており、役員クラスでも、家族の看病等で在宅勤務を行っている人がいるなど、働き方の自由度も高いのも特徴です。
ただ、休み中に他の人が自分の仕事をフォローしてくれるような文化はありませんので、自分自身でしっかりと業務を管理する必要はあります。
女性の働きやすさについて
SMFLキャピタルの事務部門では、女性の割合が8~9割と非常に高く、リーダー層にも女性社員が多く在籍しています。他の部門でも、女性の管理職を増やそうとする動きが活発で、営業・事務、どちらにも成功したキャリアを持つ女性が活躍しています。
子育て支援に関しても、産前産後・育児休暇などの制度がしっかり整っていることから、子供が生まれたら仕事を辞めるといったイメージを持っている人が少なく、出産後にも復帰する人が多いのも特徴です。
ただ、女性だからと言って大目に見てもらえるといった雰囲気はありませんので、責任をもって仕事をできることは大前提になりますし、いざというときは家族に助けてもらえる環境も重要と言えます。
SMFLキャピタルの転職先としての価値
SMFLキャピタルは、内資→外資→内資と、変わった経緯を経ている企業ですが、それだけに、外資の実力主義の雰囲気をベースとしつつ、日本企業の人間関係・序列を大切にする風土も入っているので、社員間の競争が過度にならず、協調性・連帯感が保たれています。
そういった意味では、自分の努力で昇進・昇給を手にすることが出来るので、やり甲斐がある一方で、競争のストレスが、それほど強くないので、落ちついて働ける環境でもあります。
ただし、このあたりは、人によっても感じ方が違うはずなので、自分に合う会社なのかどうか、冷静に見極めたうえで、転職先として選ぶのかどうか、判断するようにしてください。
SMFLキャピタルの中途採用求人を扱っている転職会社
下記に、SMFLキャピタルの中途採用求人を扱っている転職会社をリストアップしておきますが、彼らは社内事情に精通しているので、判断に迷うことがあれば、一度、相談してみることをオススメします。
数多くの人の転職を支援してきた経験をもとに、的確にアドバイスしてくれるので、参考になります。その結果として、もしかしたら、SMFLキャピタルは、自分には合わないという結論になるかもしれませんが、その時には、別の会社を紹介してもらうことも出来ます。
転職先に求める条件、理想像を伝えれば、それらの条件を満たす企業を探し出してくれるので、興味があれば、ぜひ、他社のことについても、話をしてみてください。
※JACに関する補足
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